現代批評 The Tongue Is Ever Turning To The Aching Tooth

酒井信/文芸批評・メディア文化論 明治大学准教授/note.com/msakai77/ 『松本清張の昭和』講談社現代新書『吉田修一と『国宝』の世界』朝日新聞出版『松本清張はよみがえる』『現代文学風土記』西日本新聞社など。

2020/03/09

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第99回 桐野夏生『バラカ』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第99回 2020年3月8日)は、桐野夏生の論争的な「震災・原発事故文学」の傑作『バラカ』を取り上げています。表題は「震災の「被害格差」炙り出す」です。 連載100回まであと1回です。100回が来たからと言って特に何があるわけでもない...
2020/03/01

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第98回 山田詠美『学問』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第98回 2020年3月1日)は、山田詠美の知る人ぞ知る傑作『学問』を取り上げています。表題は「欲望に忠実に生きるために」です。山田詠美は思春期の男女の性差のグラデーションに根ざした、細やかな感情の描写が上手い作家だと思います。 国際...

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第97回 堀江敏幸『いつか王子駅で』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第97回 2020年2月23日)は、堀江敏幸の初の長編小説『いつか王子駅で』を取り上げています。表題は「下町の矜恃、生活の手触り」です。堀江敏幸は、私小説の形式を通して、日常の些事の中に宿る、人々の「生活の手触り」とでも言うべきものを、鮮...
2020/02/18

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第96回 高村薫『土の記』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第96回 2020年2月16日)は、高村薫の野間文芸賞・大佛次郎賞・毎日芸術賞の受賞作『土の記』を取り上げています。表題は「過疎地の「暗部」を泥臭く」です。 今週は熊本の水俣に来ています。写真は石牟礼道子も創設に関わった相思社が運営す...
2020/02/12

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第95回 川上未映子『乳と卵』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第95回 2020年2月9日)は、川上未映子の芥川賞受賞作『乳と卵』を取り上げています。表題は「「母」でも「娘」でもない「わたし」」です。 この小説は現代的な「女性らしさ」について、大阪弁のユーモラスな語り口の「豊胸手術をめぐる問答」...
2020/02/06

西日本新聞掲載「坪内祐三さんを悼む」

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西日本新聞朝刊(2020年2月5日)に「坪内祐三さんを悼む」を寄稿しました。原稿用紙4枚ほどの分量です。昨年、出版社のパーティーで簡単にご挨拶させて頂いたのが最後となりました。もっとお話しを伺いたかったという気持が強く残っています。 20代の頃にSPA!の対談を見学させて頂...
2020/02/04

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第94回 角田光代『八日目の蝉』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第94回 2020年2月2日)は、角田光代のベストセラー小説『八日目の蝉』を取り上げています。表題は「産む性の「格差」を描く」です。不倫相手の子供を誘拐し、新興宗教団体に逃れて育てるというセンセーショナルな物語展開が注目を集めた作品で、N...
2020/01/27

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第93回 阿部和重『インディヴィジュアル・プロジェクション』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第93回 2020年1月26日)は、90年代の日本文学を代表する作品で、阿部和重の出世作『インディヴィジュアル・プロジェクション』を取り上げています。表題は「「情報の渦」戸惑う若者たち」です。大学時代にリアル・タイムで読み、惹かれた作品の...
2020/01/22

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第92回 阿部和重『シンセミア』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第92回 2020年1月19日)は、山形県東根市神町を舞台にした阿部和重の代表作『シンセミア』を取り上げています。表題は「戦後日本が抱えた「悪の種」」です。「敗戦後の日本そのものを描くという狙いが3部作の根幹にはある」と著者がインタビュー...
2020/01/17

卒業研究・ゼミ冊子制作発表会

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文教大学で最後となる(見込みの)卒業研究の発表会を4年生と3年生の合同で実施しました。活発な質疑と議論が行われ、笑いもあふれる会となり、一教員として参加していて楽しかったです。ゼミ生に恵まれ、支えられた10年間の教育・研究活動でした。毎年、成績の良い意欲的な学生たちが多く集まっ...
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