現代批評 The Tongue Is Ever Turning To The Aching Tooth

酒井信/文芸批評・メディア文化論 明治大学准教授/note.com/msakai77/ 『松本清張の昭和』講談社現代新書『吉田修一と『国宝』の世界』朝日新聞出版『松本清張はよみがえる』『現代文学風土記』西日本新聞社など。

2020/06/26

電通・中村正樹さんのゲスト講義

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今週は、長崎の幼稚園と高校の同期生で、電通のグローバル・ビジネスセンターでプロデューサーをやっている中村正樹さんに、明治大学の国際日本学部らしく英語で講義を行ってもらいました。私が担当している「日本のマス・メディアA」で、明治大学が提供しているMicrosoft Teamsを使っ...
2020/06/23

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第113回 西加奈子『漁港の肉子ちゃん』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第113回 2020年6月21日)は、西加奈子の代表作『漁港の肉子ちゃん』を取り上げています。表題は「港町で明るく生きる逞しさ」です。震災前の石巻や女川をモデルにした作品で、食欲旺盛で涙もろい肉子ちゃんの生き生きとした言動が面白く、プロレス...
2020/06/16

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第112回 矢作俊彦『神様のピンチヒッター』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第112回 2020年6月14日)は、矢作俊彦の最初期の短編集『神様のピンチヒッター』を取り上げています。表題は「大人の会話挟み『横浜』描く」です。現在も「ハードボイルド」な雰囲気が感じられる山下公園の写真を掲載頂きました。 米軍の影と、日...
2020/06/09

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第111回 川上弘美『センセイの鞄』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第111回 2020年6月7日)は、川上弘美の谷崎潤一郎賞受賞作『センセイの鞄』を取り上げています。表題は「円環的な自由恋愛描く」です。 本作が国際的な評価が高いのは、ツキコとセンセイの恋愛が、親子ほどの年齢差がありながら、内的な描写が深く...
2020/06/03

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第110回 西村賢太『苦役列車』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第110回 2020年5月31日)は、西村賢太の芥川賞受賞作『苦役列車』を取り上げています。表題は「負け犬として気高く生きる」です。 かつて言文一致に貢献した二葉亭四迷は、坪内逍遥の名を借りて「浮雲」を刊行した自分自身を「くたばってしめえ」...
2020/05/27

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第109回 西村賢太『けがれなき酒のへど』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第109回 2020年5月24日)は、芥川賞作家・西村賢太の同人誌時代の初期作品2作が収録された『けがれなき酒のへど』を取り上げています。表題は「肉感的に物語る狭小な浮世」です。 私小説は日常に宿る喜怒哀楽を、虚実や誇張を含めて分かち...
2020/05/19

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第108回 江國香織『きらきらひかる』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第108回 2020年5月17日)は、江國香織の才気あふれる長編デビュー作『きらきらひかる』を取り上げています。表題は「距離感許容する求めない夫婦」です。江國香織が描く孤独であるがゆえに、他人との繋がりを求める奔放な男女の姿は、都市生活者...
2020/05/14

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第107回 三崎亜記『失われた町』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第107回 2020年5月10日)は、三崎亜記の『失われた町』を取り上げています。表題は「消滅する「町」不気味な居留地」です。この作品は直木賞の候補作となり、林真理子や北方謙三に高く評価されましたが、企みの深い複雑な物語設定が賛否を呼びま...
2020/04/29

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第106回 三崎亜記『となり町戦争』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第106回 2020年4月26日)は、三崎亜記の『となり町戦争』を取り上げています。表題は「見えない戦闘 現代の寓話」です。この作品は、となり町とぼんやりと交戦状態になり、人々が互いに疑心暗鬼になる状況を描いたものですが、新型コロナウイル...
2020/04/22

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第105回 井上荒野『結婚』

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西日本新聞の連載「現代ブンガク風土記」(第105回 2020年4月19日)は、井上荒野の『結婚』を取り上げています。表題は「「だまされる女性たち」の闇」です。この作品は、結婚詐欺という文学的な題材を、父・井上光晴の同名の小説から受け継ぎつつ、被害女性の結婚願望の底に横たわる「闇...
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