2024/05/20

読売新聞朝刊で『松本清張はよみがえる』をご紹介頂きました

 読売新聞朝刊(2024年5月20日)で『松本清張はよみがえる』をご紹介頂きました。保坂正康氏の『松本清張の昭和史』と並べてご紹介頂き、嬉しい限りです。

 松本清張については、昭和史関連の研究を、ゲンロンでご一緒する原武史先生と保坂正康氏が長らく牽引されてきましたので、感慨深いです。原先生と與那覇潤さんとのゲンロンの鼎談と、松本清張研究会での講演と、6月9日スタートの西日本新聞の新連載「松本清張がゆく 西日本の旅路」の準備に力を注ぎたいと思います。

 読売新聞のカラーページでの紹介だったこともあり、珍しくAmazonで「ベストセラー」のタグが付いていました。2刷が見えてきたかもしれません。

本よみうり堂「松本清張 今日的意義問う…分析する書籍刊行続く」(2024年5月20日)

https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/articles/20240519-OYT8T50062/



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 ダルビッシュ有投手が日米通算200勝!「日本全体が自分を優しく育ててくれた」というコメントも良かったです。NHKが羽曳野市に中継を入れていたので、喜んでいるお母さんの姿も見れました。十数年前に結婚した時、日ハムの球団会長だった今村純二氏経由でサイン色紙を頂いたこともあり、MLBでの活躍を楽しみにみてました。今村氏は長崎出身で、日ハムの北海道移転と、地域に根ざしたファン文化の醸成に尽力された方で、ダルビッシュ選手のドラフト時に球団社長でした。多彩な変化球投手として、冷静沈着な先発投手として、北海道・日ハムがダルビッシュ選手を育てたと思います。史上最高の日本人投手であることは間違いなく、野茂英雄氏が持つメジャー123勝の記録超えも期待しています!
Pitching Arsenal: Yu Darvish
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「文學界」編集部より、文学フリマ東京で販売した小冊子をご恵贈頂きました。特集は「大解剖! 文學界新人賞」で、癖のある玄人らしい文章が多く興味深く拝読しました。小冊子は会場で完売したそうで、後日、電子版も販売するそうです。現代でも「文學界」の同人雑誌評で西村賢太が注目されてデビューしたり、一穂ミチさんが同人誌の二次創作で経験を積み、BLと現代文学を架橋したように、文学フリマを通して同人誌と文芸誌の関係が深まることは、とても大事なことだと思っています。「文學界」のクリアファイルは、先々、私の授業で良い文芸批評を書いた学生にプレゼントします。