『松本清張はよみがえる 国民作家の名作への旅』(西日本新聞社)の販売がはじまりました。松本清張の代表作と共に、その人柄や生き様を紹介しつつ、ガイドブックとしての網羅性と、年代記としての歴史性の双方を意識した内容です。
初日から楽天ブックスで完売するなど、好調なスタートでした。都内の大型書店では、注目書の棚を含めて面陳列×2か所で販売を頂いていました。同時期に発売された保坂正康さんの『松本清張の昭和史』と並べて頂き、有難いです。ミステリの棚にも置いて頂き、平積みでご販売頂ける書店さんが徐々に増えているのも、嬉しい限りです。
西日本新聞朝刊(2024年3月9日)で取り上げて頂きました。早川書房の「ミステリマガジン」(2024年5月号)で嵩平何さんにご紹介を頂きました。Newsweek日本版(2024年4月5日)の「シリーズ日本発見」に紹介記事が掲載され、Yahoo!ニュースにも転載されました。新潮社の「考える人」の連載「たいせつな本 ―とっておきの10冊―」でも『松本清張はよみがえる』を紹介しました。
Newsweek日本版
https://www.newsweekjapan.jp/nippon/season2/2024/04/492577.php
Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/285d18ba948663f1515b6f5aacd3d5d2e421c815
新潮社「考える人」
https://kangaeruhito.jp/article/758925
2024年6月より西日本新聞で、新連載「松本清張がゆく 西日本の旅路」(仮題)を担当予定です。あと週刊読書人の5月3日号(4月26日合併)に「著者から読者へ」の原稿が掲載されました。母校の雑誌(発行部数が2万と知り、雑誌不況の中、驚きました)と、近々、新聞の取材記事が出る予定です。清張研究会の講演とゲンロンの鼎談の準備も行っています。
吉田ヂロウさんの楽しいイラストや地図も入り、過去の松本清張関連の本と異なる視点から、文芸批評とメディア史研究の間で、企図したテーマや方法を展開できた感じがしています。昨年の講演でも紹介した、P11やP183、P205の写真など、西日本新聞社蔵の松本清張の貴重な写真も使用しています。連載時から本文以外は西日本新聞の担当デスク・記者にお任せしていましたが、連載に加筆して1.8倍ほどの分量になりました。
この本をもとに、講演を行いました。西日本新聞社の主催で、2024年3月25日に、天神の久留米大学福岡サテライト(博多大丸6F、西日本新聞社隣)で清張記念館の学芸担当主任の中川さんと「松本清張の九州北部を中心とした作品の魅力」に迫る講演を行いました。小雨の中、多くの方々にご来場を頂き、非常に楽しい時間を過ごすことができました。この講演については、4月10日に西日本新聞に記事が出ました。
本紙連載「松本清張はよみがえる」書籍化 格差、嫉妬、生きづらさ…現代に通じる
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1199085/
6月1日(土)には、東京で開催される松本清張研究会(@東京学芸大学)で清張作品の系譜と、現代の文脈で再評価する上での要点について、講演を行う予定です。ゲンロンでもイベントを実施する予定です(こちらの詳細は後日)。
版元ドットコム
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784816710117
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4816710116?tag=ja_JP
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/17764887/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0