2018/09/13

『吉田修一論 現代小説の風土と訛り』の見本が出来上がりました!

『吉田修一論 現代小説の風土と訛り』の見本刷りができました。9月21日〜の発売に向けて全国の書店からの注文も好調だそうで、書店によっては「20冊」の電話注文があり、驚いた担当編集者が「吉田修一さんが書いた本ではないですが、大丈夫しょうか?」と念のため確認したところ、「間違いないです」とご回答を頂いたそうです(ありがたい話です)。

吉田修一氏の最新作『国宝』(朝日新聞出版)と合わせて、ぜひご一読をお願いいたします。『吉田修一論 現代小説の風土と訛り』は、「文學界」(文藝春秋)掲載の3つの原稿を元にしていますが、大幅に加筆・修正をしていますので、文芸誌の原稿ともひと味違った内容に仕上がっていると思います。

赤とピンクを基調とした松田行正氏と杉本聖士氏のデザインも素晴らしいです。帯文の文章も吉田修一氏に許諾を頂いた上で使用しております。文芸批評は「情熱と色気」だと思っていますので、赤とピンクの表紙は自分の本に馴染んでいると感じています。偶然ですが、吉田氏の紅白の『国宝』とも色合いが似ていて、嬉しい限りです。336ページで、2300円(税抜)、厚みがあり、読み応えのある内容に仕上がっていると思いますので、ぜひご一読下さい。