2025/03/17

北海道新聞 古川真人著『港たち』書評

 北海道新聞(2025年3月16日)に古川真人さんの『港たち』の書評を寄稿しました。担当記者が付けたタイトルは「島と人 はかない血縁の力」です。古川さんの母方のルーツの長崎県平戸市の的山大島と思われる離島を舞台にした作品です。平戸は長崎よりも先にポルトガルに開港された港町で、トビウオ(アゴ)とヒラメとカスドースが美味しいです。

 短文の書評ですが、宮本常一、中上健次、さだまさし、村田喜代子の作品を参照しました。祖父母の家を訪れたような、のんびりとした時間が懐かしく、肉親との関係や故郷の風景を文章で表現したいという欲求は、小説を書く根源的な欲求なのだと思います。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1135025/

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 楽天大学ラボでの宇野常寛さんと先崎彰容さんとの対談の収録を終えました。江藤淳、吉本隆明、三島由紀夫について、楽しく、深く考えさせられる内容でした。前後の話も含めて、お二方からはいつも仕事の刺激を頂けるので、ありがたいです。批評を書き続けるのは、本当に大変なことだと思います。今月は西日本新聞の連載「松本清張がゆく」が2回掲載されます。