2025/07/28

『立岩真也を読む』の書評と「やまとみらいカレッジ 現代文学風土記・神奈川編」

 西日本新聞(2025年7月26日)に、稲葉振一郎・小泉義之・岸政彦著『立岩真也を読む』の書評を寄稿しました。タイトルは「自由と分配巡る思想 再評価」です。立岩真也といえば様々な文体で「生存の肯定の思想」を展開した、個性的な書き手という印象で、追悼という気持ちで書きました。「人の存在とその自由のための分配」(『自由の平等』)の思想について、再考すべき論点があると思います。


 それと9月から10月にかけて、大和市文化創造拠点シリウスで「やまとみらいカレッジ 現代文学風土記・神奈川編 ~土地から読み解く、いま・ひと・こころ~」という講座を担当します。東名高速に「年300万人来館 シリウス大和市図書館」という謎の横断幕があり、前々から「シリウス」のことが、気になっていました。

 この横断幕の情報から、大和市の人口は「最大300万人」と思いつつ、約24.5万人らしいです。綺麗な施設なので、近隣の自治体の利用者も多いのだと思います。「シリウス」といえば、「北斗の拳」の天狼拳・リュウガで、私が想像する大和市のイメージとも遠くないです。

 お世辞抜きで「シリウス(天狼星)」は、素晴らしい名称だと思います。図書館は小宇宙であり、未来を照らす恒星です。大和市で「現代文学風土記・神奈川編」についてお話をするのを、楽しみにしています。

https://yamato-bunka.jp/learning/2025/012269.html