青柳碧人さんの『乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO』の書評が西日本新聞(2025年11月1日)に掲載されました。江戸川乱歩の没後60年ということもあり、取り上げてみました。
https://www.nishinippon.co.jp/item/1418498/
年末に出版予定の本×2冊は、帯文や表紙のデザインも含めて、順調に編集作業が進行しています。出版不況の光明と言えるオーディブルにもできると嬉しいです。
福田和也先生の命日までに2冊という思いで1年間机に向かってきましたので、ひと区切りという感じがしています。2冊を書き終えるまで、墓参りも控えていましたので、ようやく良いご報告ができます。文芸と春秋(ジャーナリズム)を架橋する内容で、批評の方法論の上でも達成感があります。
年内の入稿済の原稿は、新聞等の書評が3本、台湾の文芸誌向けの原稿(12枚ほど)、その他、文芸の裏方の仕事など。連載「松本清張がゆく」は、年内にもう一回、掲載予定です。1月には直木賞の予想対談もあります。
文芸批評は、定期的に成果を本にすることが重要ですので、業績が一段積み上がったところで、先々の仕事の準備(資料集めなど)にも、取り組みたいところです。いくつか大きめの仕事を構想しています。地味な作業の積み重ねが大事だと、改めて実感しています。
