三田評論(2024年12月号)に「平成を代表する批評家――福田和也先生を偲ぶ」という記事を寄稿しました。「追想」欄に、安西祐一郎先生、山内慶太先生の記事と共にご掲載を頂いています。福田和也先生の慶應SFCでの面影について綴った文章です。
福田先生は保守の論客というイメージが強いですが、大学の授業では政治的な偏りを示すことはありませんでした。大学院生だった私が「はじめてのお使い」で「CD-ROM版 マルクス=エンゲルス全集」(当時34万円)を、代々木の日本共産党近くの書店に買いに行った時の思い出などを記しています。
ご推薦を頂いた先生方、編集部の皆さま、福田和也研究会の活動にご助力を頂いた皆さまに、心より感謝申し上げます。
三田評論 明治31年から続く慶應義塾の機関誌