新年早々、スロープ歩行時に縁石に足が引っ掛かり、勢いよく宙に投げ出されて転倒してしまい、膝蓋骨骨折(複雑骨折)と肩の脱臼という診断を受け、手術入院しました。骨折も脱臼もはじめてで、手術前の2日と手術後の1日は滅茶苦茶痛かったですが、骨は折れても心は折れず。経験したことのない怪我とリハビリを実地で学ぶよい機会になったとポジティブに考えています。理学療法士と二人三脚で日常の動きを取り戻していく時間は得がたいもので、療養とリハビリを支えてくれる家族にも多謝です。
手術は無事に終わり、写真のとおり左膝に金属2本とワイヤーが入った状態で、一年ほどは空港の保安検査場で音がなると思いますが、快調です。膝の皿が割れた時の音と振動は未だによく覚えていますが、頭を庇って肩から落ちることができたのが不幸中の幸いでした。手術後2日半後から、ようやく松葉杖をついての歩行と、短い距離の二足歩行ができるようになりました。これから1~2か月かけて、松葉杖なしの歩行と階段の上り下りに向けた訓練をしていきます。
過去に2度、今回よりヘビーな怪我で救急搬送された経験(footballでの怪我とバイク事故)があるため、何とかなるだろうと前向きに考えています。救急外来を受け入れている病院ということもあり、オペ室も最新で安心感があり、半身麻酔のため、前半はBluetoothで音楽を聴きながら、後半は執刀医以外の医師の皆さんと、(左ひざがぱかっと空いた状態で)同級生の外科医の話や脱臼のリハビリについて雑談をしながら、リラックスして手術を終えることができました。複数のモニターに重要な情報が次々と表示され、執刀医以外に3人の医師で確認していて、私もライブで説明を受けることができ、さすが地域拠点病院と思いました。新型コロナ禍で内科が混雑する中、外科の医療スタッフの皆さんに支えて頂き、心より感謝申し上げます。
これからのリハビリを通して、子供たちに、困難な状況下でも、前向きな気持ちで出来る限りの努力をする大切さを伝え、怪我をした学生や、身体に不自由を抱える学生たちの心の支えになれるような経験を積めればと考えています。西日本新聞の連載「松本清張はよみがえる」は1月10日より、予定通りの再開です(病院でも平常通りゲラを戻し、先の原稿の準備をしています)。