2022/06/11

日本経済新聞で『現代文学風土記』をご紹介頂きました

 日本経済新聞(2022年6月11日朝刊)で『現代文学風土記』を取り上げて頂きました。「土地と小説の結びつき」という表題で、土地の記憶を語り継ぐ小説・批評の意義に着目した内容でした。川上弘美さん、桜庭一樹さん、青来有一さんの作品について論じた箇所に触れながら、本書の要点についてご紹介を頂いています。「土地に着目することで新たな批評が生まれる可能性を本書は示している」「文学は「読み」によって深みと広がりを増すのだ」という言葉に、非常に励まされました。発売から3週間ほどで全国紙で取り上げて頂き、心より感謝申し上げます! 

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61610610Q2A610C2MY6000/


2022/06/07

日本各地の新聞や英字新聞を対象とした「全国まわし読み新聞」のワークショップを実施しました

 国際日本学部の「日本のジャーナリズムA」(日本語、英語)の課外授業(5月18日実施)で、日本新聞協会の職員の方々とニュースパーク(日本新聞博物館、横浜市)の協力のもと、全国紙、地方紙、英字新聞の記事を読み比べ、切り抜きながら各自が興味を持った記事を紹介し合う「まわしよみ新聞」のワークショップを実施しました。

 様々な地域で発行されている新聞の記事を読み比べて、切り抜きながら、グループでの自分の関心について発表をし合うことで、創発的に時事的な関心を高める教育内容です。全国各地の新聞を手に取って読むことで、情報を読み解く能力を向上させ、新型コロナ禍で希薄になった「顔の見えるディスカッション」を再構築する試みです。当日は、「沖縄復帰50年と1972」の企画展や常設展も含めて、ニュースパークの尾高泉館長より、明治大学の学生向けに丁寧な解説を頂きました。

 下のリンクに学生の感想を掲載頂いています。日本新聞協会の方からも「ドイツの学生が、沖縄の本土復帰と東西ドイツ統一を重ね合わせていたことに、目がくぎ付けになりました。」とのコメントを頂きました。確かに、東西ドイツの統一と沖縄返還を重ねる視点は面白く、知己の共同通信の記者にも話をしたら、非常に感心してました。

https://www.meiji.ac.jp/nippon/info/mkmht0000000z4he.html

2022/06/04

西日本新聞で『現代文学風土記』をご紹介頂きました

 新著『現代文学風土記』が西日本新聞で紹介されました。一面の「西日本新聞」の下の広告欄にもご掲載を頂きました。この本を出版した後、様々なお仕事を頂き、心より感謝申し上げます。新型コロナ禍の中で仕上げた本ですが、こういう時期に頂いた様々な方々からのお心遣いを忘れないようにしたいものです。

https://bungaku.ismyprecious.jp/detail?id=905738366141186048



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久しぶりに文庫の解説のお仕事を頂き、嬉しい限りです。相応の分量で一つの小説と向き合う経験は何ものにも代えがたいものだと、改めて感じています。

2022/05/27

「遅いインターネット会議」 「風土」から考える現代日本文学

 宇野常寛さん司会の「遅いインターネット会議」で新著『現代文学風土記』(西日本新聞社)についてお話をします。ご関心が向くようでしたらぜひ。オンライン配信もあります。

 2022年7月5日に有楽町のSAAI Wonder Working Communityで19時半からです。オンライン参加が1000円、会場参加が3000円です。宇野常寛さんとは、朝日新聞社「論座」の「ゼロ年代特集」で誌面上でご一緒したことはありましたが、お会いするのは初めてで、楽しみにしています。

https://slowinternetmtg220705.peatix.com/view

2022/05/24

「現代ブンガク風土記」連載を終えて

 西日本新聞朝刊(2022年5月24日)に「「現代ブンガク風土記」連載を終えて」という原稿を寄稿しました。書籍版のあとがきで「限られた場所に根を張って暮らし、限られた人間と過ごす時間に意味を見出す人間は、有限な時空間を生きる、不完全な存在者である」と述べましたが、平等に人間が不完全であることが、日々の生活に彩りを与え、情感の豊かさや、十人十色の個性を形作り、文化の多様性を生み出しているのだと思います。書籍版『現代文学風土記』をどうぞよろしくお願いいたします。

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文芸誌の依頼で、20世紀を代表する女性哲学者の本を読んでいるのですが、久しぶりに読むと面白いです。人生もドラマティックです。ドゥルーズやデリダは英語で読んだ方が分かりやすいですが、欧州の書き手のものは結局、日本語で読むので概念系が完全に日本語ベースで記憶してしまいます。

2022/05/19

「アステイオン96」に寄稿しました

 「アステイオン96」(編集:サントリー文化財団・アステイオン編集委員会、発行:CCCメディアハウス)に、「「喪の作業」としての平成文明論」という原稿を寄稿しました。與那覇潤さんの『平成史』に関する10枚ほどの論考です。喪の作業(the work of mourning)は、『平成史』の中で言及されているフロイトの概念(人間が喪失を乗り越えるための心的プロセス)で、1月に入稿した私の原稿では本文の内容を踏まえつつ、デリダのフロイト解釈(と脱構築批評)を念頭に置いて書きました。原稿のご依頼を頂いた編集委員の先生方に心より感謝申し上げます。

 特集の「経済学の常識、世間の常識」など、興味深い原稿が数多く収録されています。長期的な視点を有する様々なテーマの論考を掲載した、素晴らしい雑誌だと思います。

 ちょうど平成期の文学作品を多く取り上げた『現代文学風土記』(西日本新聞社)を出版するタイミングだったので、よい機会でした。私も平成20年に『平成人(フラット・アダルト)』(文春新書)という本を書き(1万部は売れ、いくつかの大学入試でも使って頂きましたが)、平成という時代と価値観の変化に思い入れがあったので、與那覇さんの『平成史』とアステイオン誌上で向き合うことができ、嬉しく感じました。『平成史』(文藝春秋)は、細かな論点も含めて、平成期の様々な出来事や価値観の変化について深く考えさせられる良書です。

目次(2022年5月11日)

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784484222103

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「WEBアステイオン」(Newsweek Japanのサイト内)に、「氷河期世代が振り返る平成――「喪の作業」としての平成文明論」とタイトルを変更の上、公開頂きました。紙媒体とWEB版を上手く運用していて、「アステイオン」は素晴らしい雑誌だと思います。

WEBアステイオン 氷河期世代が振り返る平成──「喪の作業」としての平成文明論

https://www.newsweekjapan.jp/asteion/2022/08/post-71.php

2022/05/12

「新聞研究」(日本新聞協会)の2022年 5月号に寄稿しました

 日本新聞協会が発行する「新聞研究」の2022年 5月号(No.844)に「ウェブで記事の多メディア展開を─創意工夫で開く雑誌ジャーナリズムの将来」という原稿を寄稿しました。「新聞研究」はメディア史について教えてくると出てくる1947年に創刊された月刊誌で、GHQの統治下で作られた代表的な雑誌の一つです。新聞社やテレビ局の記者やジャーナリストが執筆者の大半で、メディア報道やメディアリテラシー、メディア環境のあり方について各社の利害を超えた立場から批評しています。私は「雑誌ジャーナリズムの将来」について書きました。特集は「ウクライナ侵攻と報道の視点」です。

 ご関心が向けば、図書館などでご一読を頂ければ幸いです。下記のような書き出しで始まる10枚と少しの原稿です。

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 現在、雑誌ジャーナリズムが直面している問題の要点は、①言論の極端化をめぐる問題と、②発行部数の減少と収益化の問題の二つに集約できると私は考える。前者の言論の極端化をめぐる問題については、オンラインでより大きな問題になっているため、雑誌記事、新聞記事の区別に関係なく、Web上で記事を配信する上で重要な問題だと言える。

 例えばハーバード大学ロースクール教授のキャス・サンスティーンは、″Republic.com.″や″Going to Extremes: How Like Minds Unite and Divide″などの著作で、オンラインの世論の極端化と社会の分断の関係について様々な分析を行っている。彼は「サイバーカスケード」という概念(サイバー空間上の滝という意味)を用い、類似した考えを持つ人々がWeb上で小さな滝が合流するように結び付き、短時間で大きな流れを作り、時に排外的な世論を形成することを危惧した。米国の活動家・起業家のイーライ・パリサーは、″The Filter Bubble: What the Internet Is Hiding from You″で「フィルターバブル」という概念(情報のフィルターが泡状に世界を覆っているという意味)を用い、オンラインで人々が、過去の履歴を解析され「見たい情報しか見ない」状態に置かれ、社会や世論の分断が促進されていることを危惧した。……

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「新聞研究」2022年 5月号(No.844)目次 特集「ウクライナ侵攻と報道の視点 第一回」

https://www.pressnet.or.jp/publication/kenkyu/220501_14632.html

2022/05/02

西日本新聞「現代ブンガク風土記」最終回 吉田修一『ミス・サンシャイン』

 「現代ブンガク風土記」(最終回 2022年5月1日)では、吉田修一の『ミス・サンシャイン』を取り上げました。担当デスクが付した表題は「取り返しのつかない経験」です。本作でいう「取り返しのつかない経験」とは長崎の原爆災害のことで、第1回で取り上げたカズオ・イシグロの『遠い山並みの光』から連続するモチーフです。つまりこの連載は、長崎の原爆災害(「コミュニティの死と再生」)について取り上げた作品で始まり、同じテーマを継承した作品で終わる内容だったことになります。

 吉田修一のインタビューでの発言(文春オンライン)を踏まえると、本作は1945年にアメリカの「LIFE」誌に掲載された「ラッキーガール」と呼ばれた一枚の写真を原点に据えたものです。この写真は、長崎の原子野で防空壕から一人の女性が顔を出し、笑っている姿を撮影した有名なもので、後にこの女性が原爆症で亡くなったことでも知られています。この小説は、長崎で被爆した彼女の「他にあり得たかも知れない人生」をつづった論争的な作品と言えます。

 長崎出身の一心が、久しく表舞台に出ていない大女優・鈴さんの家に出入りしながら、戦後の映画史をひも解く内容が「偽史小説」という趣きで、面白いです。鈴さんが大女優として歩んできた経歴は、ブルーカラーの登場人物を描くことの多い吉田修一らしく、京マチ子のような「肉体派」のものだと言えます。妖艶な演技で「雨月物語」や「羅生門」や「地獄門」などの名作に出演し、国際映画祭を席巻した京マチ子は、溝口健二、黒澤明、衣笠貞之助、小津安二郎など錚々たる映画監督に愛され、戦後日本を生きる女性たちの感情を大写しで代弁しました。吉田修一の『ミス・サンシャイン』は、被爆経験を持つ二人の女性が、戦後日本を代表する映画の表裏で「失われた青春」を懸命に取り戻そうと努力する姿を描いた「戦後文学」だと思います。

 この原稿で無事、連載の最終回を迎えることができました。4年と少し、週1回のペースで常時2か月~3か月分のストックを持ち、無理なく連載を続けることができました。励ましの声を多く頂き、ご関心を頂いた皆さまに心より感謝申し上げます。担当デスクの週刊誌のような見出しの付け方も上手かったと思います(私が見出しを修正したのは、第1回のカズオ・イシグロ『遠い山並みの光』と第173回の吉田修一『続 横道世之介』のみ)。

 次の長文原稿に向けた準備もはじめています。長めの批評文は、起稿するまでの準備期間が最も楽しい時間かも知れません。毎日、目標として定めた量の本を読み、ゆるゆるとドラフトを書いています。

 単行本『現代文学風土記』では、帯文を載せて頂いた吉田修一さんの小説を最も多く取り上げています。大幅に加筆した単行本『現代文学風土記』はAmazonや楽天ブックスなどで予約販売がはじまっていますので、ぜひご一読頂ければ幸いです。

Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/4816710019?tag=hanmotocom-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1&language=ja_JP

楽天ブックス

https://books.rakuten.co.jp/rb/17128410/?l-id=search-c-item-text-01

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/916464/

2022/04/25

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第205回 砂川文次『ブラックボックス』

  「現代ブンガク風土記」(第205回 2022年4月24日)では、砂川文次の芥川賞受賞作『ブラックボックス』を取り上げました。担当デスクが付した表題は「メッセンジャーの際どい内面」です。本作は担当デスク一押しで、私もメッセンジャーの身体感覚と内面の屈託が上手く表現された小説だと思いました。

 自転車に乗って移動しているような身体感覚を与える小説で、都心で急ぎの書類や物品などの配達を行うメッセンジャー(自転車便)の仕事に就く若者・サクマの際どい内面を描いています。新型コロナ禍を背景に、自転車で食事などを配達するUber Eatsが人気を集めていたこともあり、時代を象徴する芥川賞作品となりました。

 来月は歴史ある2つの雑誌に、それぞれ10枚と少しの原稿を寄稿しています。単行本の宣伝も、出来る範囲でやって行きたいと思います。

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/912743/

砂川文次『ブラックボックス』あらすじ

 高校卒業後に自衛隊に入ったサクマは、仕事を転々として、現在は自転車で物品を届けるメッセンジャーの仕事に就いている。彼は時に衝動的に暴力を奮う癖を持ち、集団に馴染むことが難しい。巨大な箱のように聳え立つオフィスビルや、小さな箱のような家々の間を自転車で滑走しながら、サクマは先の見えない人生を孤独に模索していく。第166回芥川賞受賞作。

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 今週末のNFLドラフトを楽しみにしつつ、GWはのんびり過ごします。近年で一番印象に残っているのは、昨年カンバックしてラスト・ベルトの英雄となったジョー・バロウ君の2020年ドラフトですね。オハイオ州立大でスターターになれず、ルイジアナ州立大(LSU)に移籍してNational Championになり、オハイオ州のベンガルスがドラフト1巡1位で呼び戻したドラフトで、新型コロナ禍でのオンライン・ドラフトでした。オハイオの経済的な困窮とマイノリティのコーチへの感謝を述べたハイズマン賞のスピーチが、ワーキング・クラス・ヒーローと呼ぶに相応しい感動的な内容でした。大学3年でドラフトされる選手が多い中、2つの大学で計5年かかっての1巡1位指名でした。

LSU'S Joe Burrow Picked First Round By The Cincinnati Bengals 

https://www.youtube.com/watch?v=oM2mXuE61H4

 バロウ君は、1年目は2勝7敗1分と怪我で「ドラフトがピーク」という成績でしたが、2年目に10勝6敗と飛躍し、プレイオフで勝負強さを発揮してスーパーボウルに進んでいます。SBでは3点差の敗戦でしたが、2年目のQBとしては十分でしょう。バロウとジャマール・チェイスのLSUコンビは今年も熱そうです。FAの動向を踏まえて、今年のスーパーボウルを予想すると、シンシナティ×タンパベイかなと思います。引退を撤回し、QBとしてほぼすべての歴代記録を持つトム・ブレイディと、ジョー・バロウの20歳差QB対決を楽しみにしています。

138 Times Tom Brady Proved he was the GOAT

https://www.youtube.com/watch?v=WOgNXCu50oM

2022/04/17

西日本新聞「現代ブンガク風土記」第204回 綿矢りさ『勝手にふるえてろ』

 「現代ブンガク風土記」(第204回 2022年4月17日)では、綿矢りさの『勝手にふるえてろ』を取り上げました。年始に書いた原稿ですが、久しぶりに読み返して笑いました。担当デスクが付した表題は「中二病者のための恋愛読本」です。前に書評を寄稿した『教養としての芥川賞』で綿矢りさが高く評価されていましたが、私も綿矢りさは、文学的な物事への鋭い感性を持つ作家だと思います。本連載では『生のみ生のままで』に次いで2回目の登場です。

 綿矢りさは、傍目には社会に適応しているように見えて、社会から逸脱した欲望を持て余している女性を描くのが上手いです。「私」ことヨシカは「思い込みが激しく、こいつと決めたらしつこく追いかけまわすタイプ」で「ストーカー一歩手前の自己陶酔が激しいタイプ」だと説明されています。彼女は相手の気持ちを汲み取るのが苦手で「恋心の火は火力を調整できないからこそ尊いんだぞ」と完全に開き直っています。

 友人宅で集まった朝に、ヨシカは「イチ」に接近することに成功します。しかし接近したことで「イチ」が自分に関心がないことを身に染みて思い知らされてしまいます。ヨシカは「イチ」との恋愛が進展しない中、会社の同期の男「ニ」に告白され、無難な結婚相手としてキープしたいと考えます。ただ彼女は「ニ」が持つ「飛行機で出される油の浮いたコンソメスープ」のような体臭が好きではなく、彼の家を訪ねた時も、きちんと片付いた部屋を見て、「入所十年目の模範囚の部屋」のようだと感じてしまいます。

 ヨシカは肝心な場面で周囲の信頼を裏切り、「どうして私は、失わなければそのものの大切さが分からないんだろう」と感じます。心理学で「好き」の反対の感情は「嫌い」ではなく無関心だと言われますが、「好き」と「嫌い」が表裏一体となったヨシカの複雑な感情の行方が、本作の読み所といえます。ヨシカには「ニ」と良い人生を歩んでほしいと切実に感じさせる、綿矢りさらしい恋愛小説です。世の中全体が「中二病」化しているのでは、と感じさせる筆致も上手いです。

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/908971/

綿矢りさ『勝手にふるえてろ』あらすじ

 26歳まで男性と付き合ったことのない江藤ヨシカの恋愛を描く。「イチ」は中学時代からの憧れの男性で「夕焼けのようなあたたかさ」を感じる。「ニ」は池袋にある会社の同期で、「原始的な欲求」で結びつくことができる。ヨシカは「おたく期間が長かった」ため現実の恋愛に上手く適応できず、「イチ」と「ニ」との関係のあり方に悩む。

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 平山周吉さんから『満州国グランドホテル』(芸術新聞社)をご恵投頂きました。本文中で満州を舞台にした安彦良和さんの名作『虹色のトロツキー』への言及があることもあり、カバー絵が安彦さんの書下ろしという贅沢さ。各回の見出しの付け方の上手さ、グランドホテル形式の構成、資料の収集範囲の広さ、平山さんの文藝春秋時代の経験の総体が詰まっているように感じました。「新潮」連載の「小津安二郎」を書きながら、この内容と分量。。「文學界」「諸君!」の編集長時代からお世話になっていますが、『江藤淳は甦える』(小林秀雄賞)以後、江藤淳が乗り移っているような気迫を感じます。私も気を引き締めて次の仕事の準備に励みます。