2018/07/04

オレゴン州ポートランド

1999年の大学4年次に早稲田・オレゴンプログラム(短期の語学研修)でPortlandに滞在して以来、約20年ぶりに再訪しました。IAMCRがオレゴン大学での開催だったので、Eugeneからバスで約3時間、久しぶりのポートランド滞在を満喫しました。

約20年ぶりに再会したマイケル・ヨシダ君は、当時の受け入れ教授の息子で日系三世。日本語は全く話せないですが、現在は日系企業を顧客とした弁護士として働いています。当時、父親の命令で学生寮の管理を渋々やらされていたので、よく夜中に車で抜け出して一緒に遊びに行っていました。


マイケルは相変わらずのナイス・ガイで、レストランもバーも彼にご馳走になってしまいました。互いに子供を持つ父親となりましたが、昔と変わらず、際どい冗談ばかりで盛り上がり、20年の歳月をあっという間に縮まった思いがしました。仕事以外の場で、年下に飲食をご馳走になったのはずいぶん久しぶりでした。

ポートランドについて真っ先に向かったのは、思い出の多いPowell's Booksです。世界最大のインディペンデント系書店と紹介されることが多く、1999年の夏にも私があまりに頻繁に通って立ち読みしているので、ホームステイでお世話になったおばさんが、なぜかお土産にPowell's Booksのトレーナーを買ってくれた思い出があります(夏なのに)。




Powell's Booksは棚に並ぶ本の配置が面白いのと、新刊本と古本が同じ棚に並んでいるので、目当て以外の本をついつい手にとってしまいます。大型書店と都立図書館を足したような感じの雰囲気で、子供向けのオモチャや文房具なども売っています。今回の滞在でも、ついつい3時間立ち読みして5冊の本を購入してしまいました。

その後、ライトレールで市街地を見下ろす丘の上にあるワシントン・パークに向かいました。この公園は市街地から徒歩圏内と思えないほど大規模なもので、この日はLGBTQの人々のPartyのような音楽フェスが行われていました。マイノリティに優しいのも西海岸の都市の素晴らしいところです。



ポートランドは、サードウェーブ・カフェやVoodoo Doughnut(ブードゥードーナツ)も有名ですが、先ずはPowell's Books(と斜向かいのピザ屋)とWashington Parkを楽しんでほしいと思います。

一日5ドルでライトレールも乗り放題。ポートランドは、依然として北米で真っ先に訪れるべき街の一つだと実感しました。