2019/04/14

近刊と近況

今年度もよろしくお願いいたします。
昨年は単著2冊と西日本新聞連載で、慌ただしい一年でしたが、今年も懲りずに、単著を2冊ぐらい出したいと計画しています。
近々刊行される書籍(分担執筆)は下記の2冊です。
来月上旬発売の文芸誌2誌にも、短めの原稿を寄稿しています。

2019年5月16日に河出書房新社から出版される『江藤淳』(中島岳志・平山周吉監修)に、江藤淳と柄谷行人にとっての「アメリカ」と「他者」について分析した原稿を、20枚ほど書いております。読みやすいとは思いますが、二人の批評の方法論に関する踏み込んだ論考です。分量はそれほど多くはありませんが、春先の労力の大半を注ぎ込んだ原稿です。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309028019/

概要(河出書房新社HPより)
没後20年、平成が終わる今、改めて江藤淳を読み直す。【巻頭対談】中島岳志×平山周吉【論考】苅部直、與那覇潤、酒井信、浜崎洋介、西村裕一……単行本未収録の重要作品も多数収録。

分担執筆では、2019年5月10日に世界思想社から出版される『メディア用語基本事典〔第2版〕』(渡辺武達・金山勉・野原仁編)で以下の4つの項目を執筆しています。「メディアと現代文学」、「トランプ型選挙と政治 US election and politics in Trump's age 」、「世界のメディア・コミュニケーション研究関連学会 media communication research organizations of the world」、「忘れられる権利 right to  be forgotten」。
こちらもよろしくお願いいたします。
http://sekaishisosha.jp/book/b451007.html

西日本新聞で連載中の「現代ブンガク風土記」で、2018年度に取り上げた小説の一覧は下記の52作品です。今年も毎週日曜日に、様々な現代文学について論じていく予定です!