『現代文学風土記』(西日本新聞社)の2刷(1200部)が2023年5月18日付で出来ました。2刷では、微修正の範囲ですが、初版から30ページほど修正しています。吉田修一さんに頂いた帯文はそのままです。乗代雄介さんに「新潮」(2022年8月号)の書評で言及頂いたように、「土地や風土以上に、時を隔てた人間同士を媒介するものもない」ので「未来、その時になんという名で括られているかわからない過去の『現代文学』の簡便なガイドブック」として、一人でも多くの方々に手に取って頂けると嬉しい限りです。
ひと月ほど売り切れ状態でしたが、Amazonや楽天ブックスなどの在庫も復活しています。先日の「松本清張はよみがえる」イベントでも、15人ぐらいの方にご購入いただき、サインをいたしました。書籍の刊行はスモールビジネスですが、様々な場所の図書館で配架して頂いたり、この本の実績を踏まえて科研費を採択頂いたり、コミュニケーションの拡がりが実感でき、嬉しい限りです。翻訳も含めて先々の展開について検討しています。現在は『松本清張はよみがえる』の書籍化の準備に取りかかっています。
版元ドットコム(Amazon等へのリンク、試し読みページあり)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784816710018
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